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県保険医協:実態調査 経済的理由、治療中断38% 「払えない」投薬拒否も /鳥取 

 ◇医師、歯科医115人が回答 「行政は患者の負担軽減を」
 患者の経済的理由から治療をやめた経験がある医師が38%に達することが県保険医協会(松本拾理事長)の実態調査で分かった。治療費負担を理由に患者から検査や治療、投薬を断られたことがある医師も同率だった。木村秀一朗・同協会副理事長は「命にかかわる深刻な事態。行政は治療費に困っている患者の負担を軽減すべきだ」と話している。【小松原弘人】
 調査は、全国保険医団体連合会の呼びかけに応じて全国共通の設問で行った。会員の医師・歯科医467人に過去半年に限定して尋ね、115人から回答があった。
 「患者の経済的理由で治療を中断した」と答えた医師数は44人(38・3%)▽「なかった」が32人(27・8%)▽「わからない」が39人(33・9%)だった。
 中断した患者の内訳は、高血圧12人▽糖尿病11人▽高脂血症7人▽虫歯7人▽前立腺肥大3人など。治療費の心配を口にし、途中で来院しなくなる患者が多いという。
 「検査・治療・投薬を断られたことがある」の回答は44人(38・3%)▽「ない」は53人(46・1%)▽「わからない」16人(13・9%)▽無回答2人(1・7%)だった。断った患者の数は尋ねていない。
 断られた内容は、血液検査23人▽レントゲン7人▽虫歯治療7人▽糖尿病検査5人▽精密検査3人など。2カ月ごとの血液検査を年1回に減らすよう求められたケースなどがあったという。
 未払い治療費を抱える医師は75人おり、雇用危機などで治療費の支払いに苦しむ人が相当数に上ることがうかがえるという。

[毎日新聞 2010年11月7日(日)]

 

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